Archive for 1月 28th, 2010

滝が谷公園ニュース…第34号 2009年1月31日

滝が谷公園の自然:百舌鳥(モズ)の早生贄(ハヤニエ)

カリオンの東側に植えた梅の木の手入れをしていたら、トカゲの死骸が枝に吊されているのを見つけました。 これは「モズの

はやにえ」と言われ、鋭いくちばしを持った小形の猛禽であるモズが、仕留めた獲物を冬になる前に木の枝に串刺しにしておく

習性によるものです。なぜこのような習性があるかについては諸説あるようですが、モズは足が発達していないので獲物を食べ

るためには枝に串刺しとする必要がある、冬になる前にできるだけ多くの獲物を得ようとする という説がもっとも納得できる

ように思われます。グロテスクですがこれも自然の営み。1月末現在、まだウメの枝に残っていますので、一度ご覧になって下

さい。

落ち葉から堆肥へ

今年の冬も公園内の歩道脇や側溝にたまった落ち葉をせっせと落ち葉槽に運ぶ作業を行っています。 写真(上)は昨年集めた

落ち葉が一年で黒々とした堆肥に変わったことをよく表しています。 この堆肥は園内のサクラなどの施肥に利用しています。

団地や小さな公園では掃き集めた落ち葉を指定ビニール袋に入れて捨てますが、広大な滝が谷公園では落ち葉の量がふろおけ2

0杯分ぐらいになるのでビニール袋詰めはやってられない、資源の再利用にもなるということで10年前から堆肥リサイクルを行

っています。

メタセコイヤの剪定

公園の北東端にあるメタセコイヤ木立は2008年わがまちのシンボル樹にも選ばれましたが、樹高が15m近くあるため一部の木は

北側の隣接住戸にとって日照障害となっていました。このため西部建設事務所にお願いして、少し強目の剪定を行って頂きまし

た。公園の樹木はなるべく自然のまま育てながら、時に防犯や日照、景観の観点から手入れを行うことも必要となります。常駐

管理者がいない都市公園では、いつどのような手入れを行うかは周辺住民の意見や知恵に負うところが大きいと言えます。

美しくし隊ではそのような意見、知恵の蓄積に今後も注力していきたいと思います。

アンケートご協力ありがとうございました

ニュース31号で触れた「サクラを覆うウバメガシを刈り込む構想」について写真のような立て看板書き込みアンケートを12月

に行いました。初めての試みでしたが、2週間余りの間に書き込み欄を埋め尽くす30件のご意見を頂くことができました。

ありがとうございました。

結果は「サクラを活かすためならウバメガシを刈り込むのもよいか」「自然のままがよい。刈り込みは不要」という意見がほぼ

半々でした。今後このご意見を参考に西部建設事務所とどのような手入れが適当か検討していきます。

春が楽しみ……

公園中央にある木製花壇では今レンゲの種をまいています。春に花が咲くのを心待ちにしています。 

2月~4月の活動予定日

(毎月第1・3日曜)2月7日・21日、 3月7日・21日 4月4日・18日(各15時~17時)

どなたでもご参加下さい。お待ちしています。

滝が谷公園を美しくし隊は,次の地域団体にご協力頂いております

~ ガーデンハウス名谷第2団地管理組合,名谷コープタウン団地管理組合,神の谷児童館 ~

 

 

滝が谷公園ニュース…第33号 2009年10月26日

密生スギを間伐しました

雨も日照も少なかった夏、滝が谷公園の東南端に約65本のスギが文字通り林立しています。これは隣接するガーデンハウス名谷

第二住宅の目隠しとして公園が造成された約30年前に植えられたものです。現在では樹高がほぼ二階建てに達し、目隠しの役目

は確かに果たしているのですが、樹間があまりに狭いため個々の木が競って十分に太くならず景観上見苦しくなってきました。

また近年はスギは花粉症の原因とも言われています。今年の夏は酷暑でも冷夏でもありませんでしたが、天気記録をふりかえる

と雨と日照の両方が少ない記録的な年でありました。 雨については7月21日から9月12日まで夕立を除いた降雨はなく、地下鉄か

ら見える「滝が谷の池」も9月には完全に干上がっていました。 このように雨が少ない夏ではサクラやハナミズキなど乾燥に弱

い木が8月末にも葉を落とすことがありますが、美しくし隊では、このスギ木立のあり方について隣接する住宅へ6年前にアンケ

ートを実施。スギを大幅に間引きし、代わりにモミジなどを植えて欲しいという要望が大半であったため、この9月に約10本の

スギを間伐いたしました。今後来年の春にかけて、隣接する住宅のご意見を再度お聞きして代わりに植える木を選びたいと思い

ます。また、間伐で取れたスギ材も何らかの形で再利用したいと思っています。

雨も日照も少なかった夏

今年は日照も少なかったせいか、サクラなどの早期落葉は最小限にとどまりました。雑草の伸びも少雨の割には盛んで、お盆に

はメンバー総出で草刈りを行いました。この少雨、低日照の夏を乗り切った雑草たちも、10月初めには市委託業者による作業で

きれいに刈り取られました。

須磨自然環境サミット

須磨区の森、川、海 三様の自然を守りながらまちづくりに活かそうとする取り組みが今春より区役所まちづくり課の呼びかけで

始まっています。この記念イベント「須磨自然環境サミット」が9月20日(日)区内15の自然環境団体と約100名の聴衆を集めて、

すまいるプラザ大黒(旧大黒小学校)で開かれました。 サミットでは昆虫研究の人と自然の博物館 八木先生の楽しいお話に続いて、

当隊を含む区内6つの団体がそれぞれの地域での自然保全活動紹介をパワーポイントにより10分づつ行いました。 全国的にも有名

な奥須磨公園トンボの会、須磨海岸美化協議会に混じって、ニュータウン内の大規模公園を住民自ら手入れするという当隊の活動

をアピールすることができました。 発表資料は下記ホームページに掲載しています。

滝が谷公園の自然:萩

細い枝に小さな蝶形の花をたくさんつけて咲き乱れる萩は優美で、日本人好みの花といわれています。花の後は、冴えた黄色一色

に紅葉します。滝が谷公園には、ヤマハギ(山萩)、キハギ(木萩)、ケハギ(毛萩)、マルバハギ(丸葉萩)、シセンハギ(四川萩)が植え

られています。ヤマハギは、公園の中でもっとも多くみられ、花序の柄が長く、明るい紅紫色の花が葉より抜き出て咲きます。

キハギは枝が木質化し、淡黄白色の花に上部の花弁(旗弁)中央と翼弁の紫紅色が目立ちます。ケハギは茎や葉に毛が生え、葉は楕

円形、自生種の中では最も大きな花をつけます。ケハギから作り出されたミヤギノハギは、花が細長く葉先が尖り枝がよく枝垂れ

ます。葉が丸いマルバハギは、花序が葉より短いので花が密集して咲きます。ハナヌスビトハギの別名を持つシセンハギは、日本

の萩とは花も葉も異なり、淡紅紫色の花を春にも咲かせます。花期の長いシセンハギ、6月と9月に咲くケハギ、花期が遅く10月ま

で咲くマルバハギなど、咲く時期に違いがありますので長期間萩を観賞することができます。

11月~1月の活動予定日

(毎月第1・3日曜) 11月1日・15日、 12月6日・20日 1月10日・24日  (各15時~17時) 

どなたでもご参加下さい。お待ちしています。

滝が谷公園を美しくし隊は,次の地域団体にご協力頂いております。

~ ガーデンハウス名谷第2団地管理組合,名谷コープタウン団地管理組合、神の谷児童館 ~

滝が谷公園ニュース…第32号 2009年7月12日

芝生はり9年目

毎年恒例の芝生はりを、今年も6月6日に行いました。今年は児童館の子供さんに加え、地域から飛び入り参加された方もあり、

例年にまして賑やかな作業となりました。 9年間で貼った芝生の面積は約1500平方メートル。グラウンドのおよそ半分が芝生

になりました。今年も西部建設事務所が、芝生の手配と土の掘り起こしを引き受けて下さいました。この場を借りて御礼申し

上げます。

神戸市広報TVに登場 !

6月6日の芝生はりの模様が、ケーブルTVの市広報番組「神戸このまち熱っつあつ!!」の取材を受け、現在放映されています。

「身近な自然をフィールドに!」というテーマで、美しくし隊の日頃の活動が紹介されるとともに、滝が谷公園の魅力を存分に

感じられる番組に仕上がっています。是非、ご覧下さい (放映期間は7月31日まで)

チャンネル : 5ch(アナログ) または 11ch(デジタル)放映時間: 平日9:00~9:15 土日15:00~15:15

3年ぶりに自然教室を開催

今年は芝生はりに児童館の小学生が多数参加してくれたので、3年ぶりに自然教室を開きました。「教室」といっても、公園の

樹木マップを片手に、目立つ樹木の特徴や、落ち葉が堆肥に変わった様子を約1時間で紹介する簡単なものですが、子どもさん

たちは身近な公園の意外な一面を発見したのかとても目を輝かせていました。

自然教室で使用した「公園の樹木マップ(A4サイズ)」はご希望の方にお配りします。下記代表までご一報下さい。

「須磨FRSネット」に参加

須磨区は森(Forest)、川(River)、海(Sea)に恵まれ、自然を愛しむ団体が数多く活動しています。こうした各自然愛護団体が相互

に連携していくことを目的として 須磨FRSネット が区役所まちづくり課を窓口として発足しました。 このネットワークを中心に、

夏から秋にかけて自然をテーマにしたイベントが区内各所で開かれますが、美しくし隊も次のイベントを開催いたします。

参加希望の方は、下記代表までお申し込み下さい。

「ナゼナニ? 滝が谷公園   ~身近な公園にもこんな自然と歴史が」

日時 : 8月1日(土) 10:00~12:00 参加費 : 無料

7月~9月の活動予定日

(毎月第1・3日曜) 7月5日・19日 8月2日・16日 96日・20日(各16時~18時) どなたでもご参加下さい。お待ちしています。

滝が谷公園を美しくし隊は,次の地域団体にご協力頂いております

~ ガーデンハウス名谷第2団地管理組合,名谷コープタウン団地管理組合,神の谷児童館 ~

滝が谷公園ニュース…第31号 2009年4月12日

わがまちのシンボル樹

「花みどり市民ネットワーク」が昨年市内全域から、地域のシンボルになっている樹を募集しました。美しくし隊からは公園の東北端

にあるメタセコイヤ並木とカリオンのそばにあるケヤキを応募したところ、めでたくどちらも採択され、他の全144本の樹木とともに

下記のホームページに掲載されています。http://www.warp.or.jp/~87midori/symboltree.htm

これらの樹木については、市民の財産としてこれまで以上に大切に育てていきたいと思います。

サクラ vs ウバメガシ

小学校側から公園に入ってすぐ南にサクラ並木がありますが、隣のウバメガシに押されて枝振りがあまり良くない木が10本ほどありま

す。樹木医さんに指摘され初めて気付きました。サクラを弱らせているとはいえ、ウバメガシも立派な樹木なので、うまく折り合いを

付ける方法を、木に詳しいメンバーが考えてイラストにしてくれました。 ウバメガシは萌芽力が強く低木として育てることもできるの

で、今の高さを思い切って1/3位まで剪定してみては?というものです。こうすると、今は日陰になっているサクラの枝振り復活を期待

できそうです。ただ、このような大胆な剪定は経験がなく、剪定直後は公園利用者が驚かれてしまうこともあります。 今年はこの案を

地域のみなさんや西部建設事務所と一緒に検討していきたいと考えています。

滝が谷公園の自然 ~ 日本タンポポ

在来種のタンポポが、ニュータウンにある滝が谷公園に生育しています。開発されたところでは、西洋タンポポばかりという状態です

から、都市にいながら在来種のタンポポを目にすることができる貴重な公園です。西洋タンポポは、欧州原産で、明治時代に、洋菜の

ひとつとして北海道に導入され、野生化したものです。(欧州では、葉はサラダ、根はコーヒーの代用とされた。)

西洋タンポポは、適応環境が広く、季節を問わずに発芽し、3ヶ月後にはつぼみをつけ、ほぼ一年中を通して花を咲かせます。昆虫が

花粉を運ばなくても種ができます(単為生殖)。 一方、在来種のタンポポは、湿り気のある肥沃な土地に育ち、花期は3月から5月まで、

受粉により種を結ぶので群生している必要があります。地面に落ちても種は休眠し、芽を出すのは秋です。冬を越して迎えた春には、

葉があるだけでつぼみをつけず、花が咲くのは、一年後の春になります。時間がかかる上に、開発された環境には適応せず、芽を出す

こともできない。これでは、西洋タンポポには、太刀打ちできません。繁殖力の強さから、田園地帯にも西洋タンポポが広がってお

り、日本タンポポが消えてしまわないように祈るばかりです。西洋タンポポと日本タンポポの見分け方は、頭花を支える外総苞片の形

です。“反り返る”のが西洋タンポポ、“反り返らない”のが日本タンポポです。タンポポに出会ったら、観察してみてください。

4月~6月の活動予定日

(毎月第1・3日曜) 4月5・19日 5月3日・17日  6月7日・21日(各16時~18時) どなたでもご参加下さい。お待ちしています。

5月30日(土)は恒例の「芝生はり」(予定)こちらもどうぞご参加下さい。

滝が谷公園を美しくし隊は,次の地域団体にご協力頂いております

~ ガーデンハウス名谷第2団地管理組合、名谷コープタウン団地管理組合,神の谷児童館 ~

滝が谷公園ニュース…第30号 2009年1月1日

シダレサクラに竹の柵

グラウンド西の階段脇にシダレサクラを植えて7年が経ちました。 数年前、葉と花の付きが少なくなったことがありましたが、

2年前にてっぺんの枯れ枝を思い切って切除したところ、樹の勢いが蘇り花も多く咲くようになりました。この冬も花芽が多く

付いており、来春はまた花見を楽しませてくれるものと期待されます。この度、樹形をより広げるための準備として、サクラ

の周りに竹製の柵を設けました。これまでの木杭製柵に比べて、「上品」な雰囲気を目指したつもりですがいかがでしょうか?

竹は、里山倶楽部緑台さんが総合運動公園内に残る竹林から切り出して下さったものを利用しています。

2008年の紅葉

2008年は暑さが厳しく、また台風上陸がなく葉っぱがほとんど落ちずに残っていたため、例年にも増して色鮮やかで賑やかな

紅葉が楽しめました。

キツツキの枯木を支える

コープタウン団地への入り口付近にある、一本のトチノキの枯れ木、 4mほどの高さに直径5cmほどの真ん丸な穴が開いていま

すがこれはキツツキ(ゲラ)の巣です。木が倒れることなく、この冬もキツツキが訪れてくれるよう3本の丸太で支えました。

落ち葉で腐葉土づくり(1)

鮮やかな紅葉が落ち葉に変わる12月。この冬も恒例の落ち葉で腐葉土づくりをはじめています. 落ち葉を公園の土に返すのです。

落ち葉は溜めておくと自然に発酵して里山でよく見られる腐葉土(ピート)になります.ただ自然発酵に任せると完全な腐葉土にな

るまで2年近くかかるので、翌年の落ち葉の季節には半熟のまま腐葉土をいったん落ち葉槽から出さなくてはいけません。

そこでこの冬は腐葉土をなるべく早く熟成させる方法にチャレンジしています。 熟成を早めるポイントは、鶏糞、油かす、発酵

促進剤を混ぜた層を落ち葉層の間に挟み込んでいくこと。そして深さ約60cmまで貯まった落ち葉と発酵剤のサンドイッチ層に適

度な水を含ませて表面をブルーシートで覆うことです。 12月初旬にこの方法を初めて試し,2週間後に落ち葉層の内部を覗いてみ

るとほのかに熱気が感じられ発酵がはじまっていることを確認できました。

これに気を良くし,12月下旬には2基目の落ち葉槽を作りました。落ち葉槽も公園内の要らなくなった支柱を組み上げた、材料費

がほぼゼロの経済的なものですが、今年は底に合板を敷き詰めました(1)。これは腐葉土を目がけて伸びてくる周辺の樹木根を阻

止して、腐葉土の掻き出しを容易にするためです。5m超の支柱を公園内から約20本集め、合板のタテヨコ長さに合わせきれいに

切り揃えます(2)。組み上げた支柱を針金と釘で固定し、手作り落ち葉槽が完成(3)。体重のあるメンバー(筆者?)が上に乗ったり横

から蹴ったりして頑丈さを確認したら、公園内から掃き集めた落ち葉を次々に投入します(4)。この手の作業に慣れたメンバも多く、

5人がかりで3時間の一仕事でした。うまくいけば春には熟成した腐葉土ができるので、桜周辺や花壇などに使いたいと考えていま

す.秋の落ち葉が、春には公園の土に返り、花や緑を豊かにしてくれる. 落ち葉をゴミとして処理する費用も無くすことができ。

一石二鳥です。

1月~3月の活動予定日

(毎月第1・3日曜)

1月11・18日 2月1日・15日  3月1日・15日(各15時~17時) どなたでもご参加下さい。お待ちしています。

滝が谷公園を美しくし隊は,次の地域団体にご協力頂いております。

~ ガーデンハウス名谷第2団地管理組合,名谷コープタウン団地管理組合,神の谷児童館 ~

滝が谷公園ニュース…第29号 2008年9月7日

酷暑、少雨、蝉しぐれ

今年の夏は暑さもさることながら、7月、8月の降雨がわずか3日という記録的な少雨でした.このため,植えたばかりのサクラの一部や、

トチノキ、ハナミズキ、ハナズオウなど水気を好む樹木の一部も葉を落とすなど弱ってしまいました。その一方,これだけの少雨でも

活き活きとしているトチノキがあり、そこに地下水脈があることを窺わせています。また,今年は蝉も多く、8月中旬頃までは公園を

歩くと、クマゼミ、アブラゼミの大合唱で耳をふさぎたくなるほどでした. 園内の樹木を見上げると、蝉の抜け殻が鈴なりになって

いました。

手作り樹名板 増殖中

アブラゼミ合唱団の皆様 セミの抜け殻が鈴なりになったアキニレの枝前号でもお知らせしましたが、新メンバーによる手作り樹名板

が続々と園内に増えています(8月末現在 約15カ所)、樹木の名前、学名だけでなく,命名の由来なども書かれた、学習資料としても価値

のあるものです。地域の身近な自然を再発見する題材として、また子どもさんの学校での自由課題の教材として、ご活用下さい。

写真は、枯れたトチノキにコゲラ(キツツキ)の巣があることを解説している名板です。

花壇でほっと一息

園内に2カ所ある花壇では,現在女性メンバーが ベゴニア/マリーゴールドとオミナエシを植えています.メンバー曰く、「地味ですが、

私同様いつまでも花(華)のある公園にしたい」ということです。花のある公園は、地域の安全や価値を高めるとも言われます。

サクラと街灯を共存させるには7月初旬、園内の街灯を覆うように茂っていたサクラなどの枝が,地元住民からの要請を受けた西部建設

事務所の配慮により一斉に刈り込まれました。これで、街灯の明かりと夜間の園内の安全が確保されましたが、悩みは今後数年のうち

にサクラの枝はまた同じように伸びて、街灯を覆うであろうことです。サクラ切るという諺があるように、サクラの剪定は慎重に行わ

ないと、木そのものを枯らせてしまうこともあります。今後街灯に隣接して育っているサクラなどの樹木の剪定をどのように行うのが

よいか、あるいは街灯の側で何らかの配慮をしてもらった方がよいのか、西部建設事務所との対話も含め、美しくし隊の活動テーマの

一つに加えたいと思います。

【訃報】 美しくし隊の創設時からのメンバーであるY氏が終戦の日に永眠されました.公務ご多忙の中、地域自治の発展に多大な遺産を

残して下さった方でした。還暦を迎えられたばかりの突然の訃報に関係者一同、驚きと悲しみを禁じ得ません。

ご冥福をお祈り致します。(発行人)

総合運動公園イベントのご案内

総合運動公園で活動中の里山倶楽部さんより案内がありました。こちらもどうぞご参加下さい.

10月25日(土) 10-15 グリーンフェスタ ~ 里山整備講座 11月1日 (土) 10-12 運動公園内の竹間伐

滝が谷公園を美しくし隊は。次の地域団体にご協力頂いております。

~ ガーデンハウス名谷第2団地管理組合,名谷コープタウン団地管理組合,神の谷児童館 ~

9月~11月の活動予定日

(毎月第1・3日曜) 9月7・21日、(各16時~18時) 10月5日・19日 11月2日・16日(各15時~17時)

どなたでもご参加下さい。お待ちしています。

滝が谷公園ニュース…第28号 2008年6月7日

桜並木を長持ちさせるために

今年も公園の桜約80本は見事に開花しましたが、中には枯れ枝が目立つものも増えてきています。 そこで4月29日兵庫県樹木医会の

河合浩彦様をお招きし、約3時間実地講習をして頂きました。「桜切る××」と言われますが、枯れた枝や絡み枝は適切に切除した方

がよいこと、また「白川層で地味が悪い」を言い訳にせず根が呼吸しやすいよう土の手入れををすべきことなど、素人の私たちには

目から鱗が落ちる数々の貴重なお話を伺うことができました。 美しくし隊では、今後今回の講習内容をもとに、桜の木の手入れを行

っていく予定です。

賑わう芝生広場

ゴールデンウイーク最中の5月2日、とある小学校の遠足目的地は何と滝が谷公園! お弁当をはさんで約4時間、多くの子どもたちが公

園の芝生で楽しそうに過ごしてくれていました。グラウンドに毎年芝生を貼る活動も今年で8年目。このように楽しんでくれると、公

園の手入れのやり甲斐があります。

芝生貼りは今年も西部建設事務所の協力を得て、小雨の降る中、150平方メートルを貼り増しました。 今年はグラウンドの真ん中に

近い位置で、野球クラブなどの練習をされる方には7月末頃まで不自由をおかけしますが、ご協力をお願いいたします。

周辺2団地と協力関係を結ぶ

美しくし隊はこれまで公園周辺有志住民の集まりという位置づけで活動してきましたが、より地域に根ざした活動を続けていくため

周辺の団地・管理組合にも情報交換を主とした協力を呼びかけました。 この結果、ガーデンハウス名谷第2団地、名谷コープタウン

団地の両管理組合が滝が谷公園を美しくし隊の協力団体として新たに名を連ねて下さることとなりました。

今後はこの2団地を始めとする他の自治会・管理組合へも公園ニュースの配布・回覧をお願いし、これまで以上に情報発信をしていく

ことで多くの方々に興味を持って頂きたいと思います。

新しい樹名板です!

先月中旬より、目新しい樹名板が数カ所かかっているのをご存知ですか? これは、コープタウンにお住まいの方のご好意で提供頂いた

もので、素材は松の廃木を輪切りにしたものを利用し、表記は全て手書きと格調高いものです。

滝が谷公園の名物がまた一つ増えました。

里山倶楽部さんとの交流

お隣の総合運動公園を舞台とされている里山倶楽部さんが同公園内に残っている竹林の間伐を行われるということで、美しくし隊より

2名が飛び入り参加してきました。場所は新幹線トンネルに近い急斜面。長年放置され50cm間隔で密集している竹を次々と切り出す

と、竹林の風通しが良くなるとともに、青々とした立派な竹材が百本近く生まれました。 里山倶楽部さんはこの他、山道作りや間伐材

からの草木染めなど多彩な活動を毎月行われており、今後も不定期で交流させて頂く予定です。

6月~8月の活動予定日

(毎月第1・3日曜) 6月15日、7月5日・19日、8月2日・16日(各16時~18時)

活動内容 : 草刈り、水やり、ごみ拾い等どなたでもご参加下さい。お待ちしています。

滝が谷公園ニュース…第27号 2008年2月23日

梅の開花間近

昨年植樹した梅の木が沢山花芽を付けています。今年からはこの公園で梅見も楽しむことができそうです。桜の樹木診断1月に

樹木医の先生をお招きし、園内にある桜並木の状態を診て頂きました。先生によると樹齢30年足らずなのに元気がないものが

ある、土壌も良くないとのこと。しかし、根回りを手入れする、適切に肥料を与える、適切に剪定する等の処置を施せば樹勢を

回復することは可能との希望の持てるコメントを頂きました。 先生は王子動物園内の桜並木を回復されたご実績もあり、今後

具体的なご提案をお聴きかせ頂いた上で美しくし隊の活動の一つとして取り組んでいく予定です。

総合運動公園に「鹿」出現

ユニバー競技場を過ぎて歩道橋にかかる左手に下記のような注意書きを見つけました。本当に鹿が出たのですか?と運動公園の

係の方にお聞きすると、昨秋立派な角を持った大人の鹿一頭がコスモスの丘に立っているのを地下鉄の乗客が目撃し、通報を

受けた運動公園の方も遭遇して写真も撮影されたということです。 また神の谷7丁目の裏山でも目撃情報があるとのことでした

(どなたか目撃された方はいらっしゃいますか?)。 鹿というと奈良を連想しますが、調べると県内の北部山間では野生の鹿が生

息しており、これが何らかの原因で神戸まで南下してきたものと思われます。

昨年丹波市に開設された県立森林動物研究センターのホームページ(http://www.wmi-hyogo.jp/)には鹿肉をどのように食べる

か?という興味深いテーマも掲載されていました。

連載「滝ヶ谷」のルーツを探る  7名谷ベルトコンベア橋撤去される

滝が谷公園を造成する土砂も運んだであろうベルトコンベアは3年前に運転を停止し区内各地で撤去作業が進行していますが、私

達に身近な名谷駅西の跨線橋が去る2月初めに約35年の役目を終えて撤去されました。 撤去された跡にはこれまで暗闇に閉ざされ

ていたトンネルが口を開けていますので皆様一度ご覧下さい。

「山、海へ行く」の名キャッチフレーズに乗り、ここから運ばれた土砂で六甲アイランドおよび神戸空港島が造成されました。

このトンネル跡は何らかの形で歴史的財産として残して欲しいものだと思います。

3月~4月の活動予定日

(毎月第1・3日曜) 3月2日・16日 (各15時~17時) 4月6日・20日(各16時~18時)

活動内容 : 落ち葉拾い、高木剪定、草刈り等どなたでもご参加下さい。お待ちしています。

滝が谷公園ニュース…第26号 2007年11月10日

猛暑去り柿熟す

7月中旬までの冷夏が一転、9月下旬まで続いた猛暑がようやく去りました。どうやら地球的な気候の変動は間違いないようですが、

それだけに秋の訪れが嬉しいものです。 滝が谷公園では5年前に植えたカキの実が今年は見事に熟し道行く方々の目を楽しませまし

た。ただし、「渋柿」で舌の楽しみはお預けです。

滑り台の修理

滝が谷公園のプラスチック滑り台が一部破損し、7月に交換・復旧していますが、9月19日付神戸市公園管理課の発表によると滑り

台メーカの製造不具合であったということです。ブランコが落ちる、手摺りが倒れる等の公園遊具の事故が全国各地で発生してお

り、市でも全公園を巡回し遊具を点検していますが、万一異常を発見された場合は、西部建設事務所(742-2424)または美しくし隊

までご一報下さい。

鐘塔(カリオン)の修理

今や鳴っていたことを知っている人の方が少ない鐘塔ですが、荒れ放題もいかがなものかと美しくし隊より西部建設事務所に相談

を持ちかけたところ、安全面と衛生面の観点から次の修理作業を行って頂けました。

ハト対策 : 塔内部にハトの糞が堆積し不衛生であった → 内部の糞を除去し、ハトが入れないよう鐘の丸窓に金網を取り付けた

タイル修理 :塔表面のタイルが一部脱落していたので、貼り直した塔の修理作業を見かけた方から、『再び鐘が鳴るんですか?』と

のお問合せも頂いておりますが、長期間動かしていないのでいますぐ鳴らすことはできない。再び鐘を鳴らすとすれば駆動装置の

点検・修理が更に必要ということです。

!公園内はバイク走行禁止です!

クワの支柱

芝生広場にあるクワの木は最近ますます枝が茂り、実がなる初夏には子供さんが木登りを楽しむ光景がよく見られます。

美しくし隊では、枝が折れないよう支柱を設けました(7月22日)。

パンジー花壇再開

10月の間、パンジー花壇は土の入れ替えと樹木根の掘り出しのため休ませておりましたが、今月より再開いたしました。

多くの方々より花壇はもうやめたんですか?とのお問合せを頂きましたが、またお楽しみ下さい。

賛否両論~野良猫への餌やり

最近神の谷に越して来られたという方より、この地区は野良猫が多く、また野良猫への餌やりが公園で行われていることに驚いて

いるというご意見を頂きました。 実際公園内で野良猫へ餌を与えておられる方を確認しております。

餌を与える方は、そうしなければ猫が死んでしまうという動機。これに対し、餌やりを問題視される方は、餌をやるなら野良猫を

自分で飼うべきで、飼わずに餌だけ与えるのは無責任だという理由とお見受けします。

従来より『野良猫へ餌を与えないで』という看板が設置されていますが、捨て猫をしない、野良猫は猫を飼いたい方に引き取って

頂くということが根本的な解決策なのかもしれません。

公園内で走行が許されているのは自転車のみです。

歩行者の安全のため、バイク・原付を乗り入れる方は必ずエンジンを切り、手で押して下さいますよう

お願いいたします。西部建設事務所にお願いし、このことを呼びかける立て看板を2箇所設置して頂き

ました。

今後3ヶ月の活動予定 

(毎月第1・3日曜 15時~17時)

活動日 : 11月4日・18日、12月2日・16日、1月6日・20日

活動内容 : 落ち葉拾い、高木剪定等どなたでもご参加下さい。お待ちしています。

滝が谷公園ニュース…第25号 2007年6月25日

7周年記念特別号