滝が谷公園ニュース…第31号 2009年4月12日
わがまちのシンボル樹
「花みどり市民ネットワーク」が昨年市内全域から、地域のシンボルになっている樹を募集しました。美しくし隊からは公園の東北端
にあるメタセコイヤ並木とカリオンのそばにあるケヤキを応募したところ、めでたくどちらも採択され、他の全144本の樹木とともに
下記のホームページに掲載されています。http://www.warp.or.jp/~87midori/symboltree.htm
これらの樹木については、市民の財産としてこれまで以上に大切に育てていきたいと思います。
サクラ vs ウバメガシ
小学校側から公園に入ってすぐ南にサクラ並木がありますが、隣のウバメガシに押されて枝振りがあまり良くない木が10本ほどありま
す。樹木医さんに指摘され初めて気付きました。サクラを弱らせているとはいえ、ウバメガシも立派な樹木なので、うまく折り合いを
付ける方法を、木に詳しいメンバーが考えてイラストにしてくれました。 ウバメガシは萌芽力が強く低木として育てることもできるの
で、今の高さを思い切って1/3位まで剪定してみては?というものです。こうすると、今は日陰になっているサクラの枝振り復活を期待
できそうです。ただ、このような大胆な剪定は経験がなく、剪定直後は公園利用者が驚かれてしまうこともあります。 今年はこの案を
地域のみなさんや西部建設事務所と一緒に検討していきたいと考えています。
滝が谷公園の自然 ~ 日本タンポポ
在来種のタンポポが、ニュータウンにある滝が谷公園に生育しています。開発されたところでは、西洋タンポポばかりという状態です
から、都市にいながら在来種のタンポポを目にすることができる貴重な公園です。西洋タンポポは、欧州原産で、明治時代に、洋菜の
ひとつとして北海道に導入され、野生化したものです。(欧州では、葉はサラダ、根はコーヒーの代用とされた。)
西洋タンポポは、適応環境が広く、季節を問わずに発芽し、3ヶ月後にはつぼみをつけ、ほぼ一年中を通して花を咲かせます。昆虫が
花粉を運ばなくても種ができます(単為生殖)。 一方、在来種のタンポポは、湿り気のある肥沃な土地に育ち、花期は3月から5月まで、
受粉により種を結ぶので群生している必要があります。地面に落ちても種は休眠し、芽を出すのは秋です。冬を越して迎えた春には、
葉があるだけでつぼみをつけず、花が咲くのは、一年後の春になります。時間がかかる上に、開発された環境には適応せず、芽を出す
こともできない。これでは、西洋タンポポには、太刀打ちできません。繁殖力の強さから、田園地帯にも西洋タンポポが広がってお
り、日本タンポポが消えてしまわないように祈るばかりです。西洋タンポポと日本タンポポの見分け方は、頭花を支える外総苞片の形
です。“反り返る”のが西洋タンポポ、“反り返らない”のが日本タンポポです。タンポポに出会ったら、観察してみてください。
4月~6月の活動予定日
(毎月第1・3日曜) 4月5・19日 5月3日・17日 6月7日・21日(各16時~18時) どなたでもご参加下さい。お待ちしています。
5月30日(土)は恒例の「芝生はり」(予定)こちらもどうぞご参加下さい。
滝が谷公園を美しくし隊は,次の地域団体にご協力頂いております
~ ガーデンハウス名谷第2団地管理組合、名谷コープタウン団地管理組合,神の谷児童館 ~