Archive for the ‘滝が谷公園ニュース/バックナンバー/1〜10号’ Category
滝が谷公園ニュース…第10号 2003年10月25日
水やりが要らなかった夏
今年の夏は10年ぶりの長雨、冷夏でした。 例年の夏は週に一度水遣りをやっても、葉を落としてしまう樹木が必ず出てしまうのが
悩みでしたが、今年は遂に一度も水遣りをせず、それでも葉を落としてしまう樹木が一本もなく、芝生も青々と根付くという、公園
を美しくし隊としては楽な夏でした。また、雨が多いとグラウンドの土が流れてしまうおそれもありましたが、6月にグラウンドの
西側面(傾斜の低い側)を全て芝生で覆っておいたことが土留めに効果を発揮しました。
2箇所目の木製花壇を造る
残暑も一段落した9月下旬に、園内の不要木材を再利用した花壇を、8の字歩道の丁度真中付近に造りました。木製の花壇はこの3月
に東入口掲示板横に作ったのに続いて2箇所目となります。秋晴れの下、芝生グラウンドでサッカーを楽しむ小学生のみなさん公園
南側樹木の間伐について
公園の南端面の樹木は住宅と接していることから、園内のほかの部位に比べて繁茂している傾向がありましたが、今年春から夏にか
けて隣接する住戸にアンケートを行ったところ、茂り過ぎた木は刈ったほうが良いという意見が大勢を占めましたので、西部建設事
務所にお願いして全面的な間伐を9月に行って頂きました。 美しくし隊メンバーは平日は手入れができませんが、ご近所の園芸愛好
家の方が花苗の提供を申出られ、植えて下さっています。
名谷公園のような華やかな花壇に比べるとまだ地味ですが、今後も機会を見て花壇を増やしていこうと計画しています。
滝ケ谷公園での花植えをご希望の方はどうぞお申出下さい。
昭和初期に撮影された「滝ケ谷の滝」出典:「須磨ニュータウンの史跡」および「奥畑史」現在の地下鉄名谷車庫南側斜面(菅の台より
望む)。造成時に埋立てた部分だけが木が少ない。ここに「滝ケ谷の滝」があったと思われる
連載:「滝ケ谷」のルーツを探る〜滝ケ谷の滝
前回は「滝ケ谷」という旧地名が、この公園やユニバー競技場東の池(立入禁止)の名前等として散在していることをご紹介しました。
ところで、どうして「滝ケ谷」という地名が付いたのでしょうか。 北須磨文化センターの図書館に「須磨ニュータウンの史跡」(川口陽
之著)という昭和62年発行の本がありますが、この見開きに昭和10年ごろに撮影されたとされる「滝ケ谷の滝」が掲載されています。
この本では『滝の下に国立病院ができた』とされていますが、昔の地形図を見てもそれらしき水脈は見当たらず確信が持てませんでした。
そこでニュータウン造成前の様子をご存知の方にお聞きするしかないということで、お隣り名谷町奥畑地区にある、大歳神社秋祭りに出
かけました。ここで運良く同地区の協議会長をされている森田さんのお話を伺うことができました。森田さんによると、滝ケ谷池が奥畑
村(当時)に流れ出るところに相当の高さの滝があった。この滝があった谷は今は埋立てられて地下鉄の車庫になっているということでした。
「滝ケ谷の池」の出口が滝であるということは自然で、実際今でも池の水面と奥畑地区に流れ出ている「滝ケ谷川」(僅か100mですが)との
間には10メートル近い高低差があるので、森田さんのお話が事実でしょう。
また旧奥畑村の歴史をニュータウン造成時にまとめられた「奥畑史」という本を森田さんに見せて頂きました。これによると、滝ケ谷の池
自体が数百年前に人工的に造られたため池だと書かれています。 池ができる前から滝があったのか、池ができたために滝ができたのかはわ
かりませんでしたが、ともかく、滝ケ谷の滝は本当にあったのだということが確認できました。
次回は、「奥畑史」より読取れる、滝ケ谷や神の谷に関係する歴史についてご紹介いたします。
昭和初期に撮影された「滝ケ谷の滝」 出典:「須磨ニュータウンの史跡」および「奥畑史」
次回は、「奥畑史」より読取れる、滝ケ谷や神の谷に関係する歴史についてご紹介いたします。
〜〜鳥の巣箱を作る会を開催します〜〜
公園を美しくし隊では、来る11月16日(日)10時から「鳥の巣箱と木の名札を作る会」を開催いたします。子供さんでも、大人でもどな
たでもご参加頂けます。詳細は別途掲示する案内チラシをご覧になるか、右記連絡先までご連絡下さい。
滝が谷公園ニュース…第9号 2003年7月25日
西宮からのお客様
6月28日、西宮市高木公園管理準備会の皆様を滝ケ谷公園にお招きし、住民による公園管理実務についての勉強・交流会を行いました。
この地区は阪急西宮北口駅北東に位置する震災被害が最も著しかった地区の一つで、現在は区画整理により地区内に新設される
「高木公園(1万平方米)」の運営・管理を住民主体で行うべく準備を進められています。
当日は生憎の雨にも関わらず、遠路バスで来られた15名の方と当美しくし隊の2名とで、公園内を一巡し、植栽・設備の管理方法
について熱心な意見交換を行いま
した。 高木町はオリックスの前身阪急の本拠地旧西宮球場にほど近く、オリックスに近い滝ケ谷公園とは赤い糸でつながれている(?)
という些か無理な理屈を付けながら、今後とも随時交流していくことを約しました。高木公園は来年4月オープン予定で、地下水槽
など最新の防災設備も備えたユニークな公園ということですので、みなさんも西宮を訪れる機会があれば是非訪れてみて下さい。
グラウンドの土砂流失防止と景観改善を目指した芝生貼りも3年目。今年は5月18日に、約10名の参加を得てグラウンド西端に一昨年
の芝生に継ぎ足す形でミヤコシバ150m2を貼りました。今年は土砂流失防止の「画龍点睛」として、階段入口部にも通行用の枕木をは
さんで芝生を貼らせて頂きました。 階段通行の際、若干のご不便をおかけしますがご理解・ご協力をお願いいたします。
「滝ケ谷公園」と日頃何気なく口にしていますが、よく考えると「滝ケ谷」という地名はどこにもない、不思議ですよね。 でも、地域
の地図をよく調べて見ると「滝ケ谷」と名の付く場所が幾つかあることに気が付きました。
滝ケ谷南公園 西落合団地の西南端に丸い形をした小さな公園があります。この公園、殆ど知られていませんが、実は「滝ケ谷南公園」
といって銘板もちゃんとありました。
滝ケ谷池 滝ケ谷池 西落合団地の西側とユニバー競技場に挟まれた谷に「滝ケ谷実池」と「滝ケ谷口池」という2つの池があります。
ここは団地造成以来立入禁止で、しかも樹木が繁茂しているので外部からほとんど見ることのできない「秘境」です。
滝ケ谷川 名谷車庫の南斜面下、奥畑地区に僅か数100mの「滝ケ谷川」があります。藪の中に辛うじて川の名前を記した看板がありまし
た。どうやら、「滝ケ谷」の地名は名谷団地造成で池を立入禁止としたことにより、地名としては封印され、辛うじて公園の名前として
残ったということのようです。
次回は知る人ぞ知る幻の「滝ケ谷の滝」に迫ります。「 滝 ケ 谷 の 滝 」 について情報をお持ちの方、ご連絡お待ちしています。
滝が谷公園ニュース…第8号 2003年5月1日
例年どおり、4月上旬の滝が谷公園はサクラ、レンギョウなどが美しく咲き乱れ(写真右:4月6日)、一般にはあまり知られていない花見
の好スポットとして私たちの目を楽しませてくれました。今年は暖冬が予想され、3月中旬にもサクラが咲くかという勢いでしたが、
寒の戻りもありほぼ例年どおりの春の訪れでした。園内ではこの他に、ヤマボウシ、ボケ、そして昨年植樹したウメなどが春の花とし
て咲いていました。その一方で、1月29日の早朝ほんの数時間だけでしたが何年ぶりかの雪景色も見られ、昨夏小学生のみなさんに描
いて頂いた壁絵をくっきりと浮き上がらせていました。また、この春は心なしか例年より多くの小鳥が公園内を飛び交っていました。
園内でバードウオッチングをしていた方に聞いたところ、『今年は渡り鳥の当たり年なのかも』とのことでした。
滝が谷公園を美しくし隊では、12月から4月にかけて次のような活動を実施しました。
○ シラカシ、アキニレなどの下枝刈り ○ 木製花壇造り ○ サルスベリの植樹 ○ 枯れたスギの間引き(公園東南端部)
○ 園内ゴミの清掃 5月以降は、今年で3年目となるグラウンド芝生貼り、草刈り、樹木の水やりを行っていきます。また、住居と隣接
した部分の樹木の剪定などについても、住民の方のご意見を反映しながら進めていきます。
木製花壇の手造り 樹木の支柱廃材を利用した花壇を公園東入口に手造りしました(3月2日)。ご近所の方が花の苗のご提供、お世話を
買って出て下さっています(上左)。サルスベリ植樹 (上中)。
~ 美しくし隊 14年度の会計報告 ~
「滝が谷公園美しくし隊」は「まちの美緑花ボランティア活動」認定団体として神戸市より給付される助成金を原資として、毎月2回
の定例活動を軸に滝が谷公園の美化・緑化活動を行っています。14年度の会計は助成金93100円に対し、支出は草刈り機・チェーンソ
ーなど道具購入61420円、コピー代など15940円、保険料5000円の合計82360円で、差引き10740円を15年度に繰越しました。
グラウンドの芝生貼りにどうぞご参加ください
日時 : 5月18日(日)14時~ (雨天時は24日(土)9時~に順延) 場所 : 滝が谷公園グラウンド今年で3年目となる土グラウンドへの芝生貼りを
行います。若干の人手不足ですので、お手伝い頂ける方のお越しを心よりお待ちしております。また、毎月第1日曜・第3日曜 16時~の
定例美化活動も、どなたでも1回だけでもご参加頂けます。どうぞお気軽にお声をお掛けください。
滝が谷公園ニュース…第7号 2002年12月22日
20年を経て憩いの森に成長 滝が谷公園が造成された1981年当時の神戸市「公園台帳」によると、高木1313本、中木882本、合計
2200本を植えたとあります。 これに対し、2000年秋に美しくし隊が行った樹木調査では、高さ2m以上の樹木合計1063本の現存を
確認し、20年の間に樹木の数は約半分に減った計算になります。しかし、この間に残った樹木は大きく茂り、神の谷地区のみなら
ず市内全域を見ても人工公園としては稀有な規模を有する”まちの森”に成長しました。植栽は決して多彩ではないものの、春のサク
ラ並木、夏のサルスベリ、秋のアキニレ、ケヤキ、イチョウの紅葉など、訪れる人々の目を楽しませてくれます。 また、近くに総合
運動公園、太山寺などがあるせいか小鳥のみならず、トンビなども訪れます。
まちの里山として手入れが必要 宅地の中にあって貴重な緑陰を提供してくれる滝が谷公園の森ですが、放っておくと枝が繁茂、密生
し、樹木や下草の生長を妨げる他、見通しが悪くなり治安上も問題があります。こうした樹木の手入れは神戸市だけではなかなか手が
回りませんので、美しくし隊では次のような公園の森の手入れを行っています。
○ 樹木の下枝刈り ○ 枯木の除去と新たな樹木の植栽 ○ 枯葉の堆肥化とサクラなどへの追肥
この20年間こうした手入れがほとんど行われていませんでしたので、まだまだ不十分な点もありますが、少しづつ「華のある森」に変
えていきたいものです。これからもみなさんのご理解とご協力をお願いいたします。
刈り取った下枝の山 樹木1000本相手なので下枝だけでもトラック数台分になります。少しの間見苦しくなりますが、スミマセン
滝が谷公園ニュース…第5号 2002年7月4日
7月21日から 壁に絵を描きます
ニュース4号でお知らせしました『壁に絵を描こう』について、7月21日より小学生のみなさんを中心にしたペンキ塗りを実施する
こととなりました。公園に自分たちの絵を描くことができる滅多にないチャンスです。中学生以上の大人の方も奮って参加下さい。
ペンキ、刷毛、手袋などは美しくし隊で用意いたしますので、汚れても構わない軽装でお越し下さい。
日時:( 下絵準備 7月20日(土)朝9時~ )1回目7月21日(日)朝9時~12時 2回目7月27日(土)朝9時~12時
予備日7月28日(日)朝9時~12時(いずれも雨天順延です。)場所: 滑り台まわりの壁(滝が谷公園のほぼ真中)
~~~ 神の谷小6年生のみなさんから寄せて頂いた絵柄 ~~~(当日はこの絵柄を少し簡単にしたものを描きます)
今年も上記の場所に植樹、芝生張付けを行いました。今年はこれまで滝が谷公園内になかった ウメ、カキなどを主に公園西側に植え
ました。秋のカキの実、来春のウメの花をお楽しみ下さい。 また、グラウンド北側には昨春張付けた芝生に隣接して新たに4種の芝生
(野芝、ミヤコシバ、高麗芝、ウインターフィールド)を張付けました。養生のため、夏の間立入り禁止とさせて頂きますが、ご理解
ご協力のほどお願いいたします。 なお、樹木、芝生は西部建設事務所より提供頂きました。
奥から手前に向かって:ウインターフィールド、高麗芝、ミヤコシバ、野芝
公園内の木の実
滝が谷公園内には、クワ、イチジク、トチノキなど春から夏にかけて実のなる木が点在しています。特に公園某所にあるクワの木は
毎年5月から6月にかけて甘い実を実らせ、子供たちの隠れたおやつとして人気です。 実のなる木は色んな小鳥も呼び寄せ、公園の
生態系多様化に一役買っています。
美緑化活動にご参加下さい
滝が谷公園を美しくし隊では、毎月第1、第3日曜日午後4時~6時(冬季は午後3時~)、草刈り、ゴミ拾いなどを実施しています。
どなたでもウエルカム!作業後にはお茶を用意しておりますので、どうぞお気軽にご参加ください。
7月:7日、21日 8月;4日、18日 9月:1日、15日
2001年度 美しくし隊 収支報告
滝が谷公園ニュース…第4号 2002年3月25日
桜満開間近、つぼみが膨らみ切った桜の木 3月に入ってからの陽気で、東京などからは史上最速の満開との便りも伝わっていますが、
ここ滝ケ谷公園の桜並木も例年より早く桜のつぼみがふ くらんでいます。 ここに来ての寒の戻りで、開花が足踏みしていますが、例
年より少し早い3月末には花見ができそうです。
公園に絵を描きませんか? 木製ブロックが撤去された滑り台周りの壁お気付きの方も多いと思いますが、滑り台周りの壁を覆ってい
た木製ブロックが腐食が進んだため撤去され、コンクリート塗りとなりました。 このままですと、美観を損なうことなどもあって、
西部建設事務所から『地域の皆さんで壁塗りをやってはどうか』との勧めを受けています。
神の谷小学校耐寒マラソン 去る2月16日に神の谷小学校恒例の耐寒マラソンが行われ、約100人の子供達が、滝ケ谷公園の周
回コースを元気に駆け抜けて行きました。
下枝刈り活動 滝ケ谷公園は樹木が多く、木々の下枝が繁茂するのを放置すると、見通しが悪い(防犯上問題がある)、公園の雰囲
気が暗くなることから 美しくし隊では公園内樹木の下枝刈りを順次進めています。何しろ広い公園ですので、なかなか全ての樹木
に手が回りませんが、大分公園の雰囲気も明るくなったナアと思っております。ご意見をお寄せ下さいおかげさまで、美しくし隊も
活動開始から1年を経ました。私達は、身近な公園を自分たちで手入れする事を通じて、住環境の向上、地域コミュニティの場提供
に今後もできる限り取組んで行きます。私達の活動に対して、日頃公園を利用される皆様のご意見・ご要望などを是非お寄せ下さい。
滝が谷公園ニュース…第3号 2001年12月1日
今年も鮮やかな紅葉が この秋も滝ケ谷公園内の遊歩道沿いにサクラ、イチョウ、ケヤキなどが鮮やかな紅葉を見せ、犬の散歩に訪
れる人、ジョギングをする人、そして駆け回る子どもたちの目を楽しませてくれました。公園内には合計約500本の落葉樹があります。
落葉の回収と堆肥利用 美しくし隊では、11月から12月一杯までの予定で、公園内全域の落葉の回収を行っています。また、回収した
落葉は公園内の貴重な養分であると考え、廃棄処分するのではなく、公園内2ヶ所の茂み内に設けた木製の「落葉ため」に集積していま
す。この落葉堆肥化は昨年冬より始めており、この夏までに真黒でミミズの沢山いる良質堆肥となることを確認し、サクラの若返り追
肥などとして還元しました。
しし座流星群に深夜の公園賑わう 11月19日未明に世界各地でしし座流星群が観測されました。滝ケ谷公園でも同日午前1~4時頃の間、
何百年に一度という報道を信じた見物人が、凍て付く寒気の中そぞろ集まり、多いときで数10人が空を見つめていました。幸い流星ショ
ーの間、空は一点の雲もなく澄み渡り、また流星も前評判どおり1時間で200個近く(筆者カウント)流れました
年賀状にも最適! 四季の絵葉書完成滝ケ谷公園の四季を楽しむポストカードの「春」「夏」ができ、これで四季が揃いました。
上左「春」:今年のサクラです。上右「夏」:今年のラジオ体操です。下左「秋」:昨年の紅葉です。下右「冬」:10年ほど前の雪
景色です。
根付いた芝生と秋の夕陽を見つめ満足感に浸る美しくし隊 グランド芝生の囲いを撤去しましたグランドの西側と北側の周囲に5月
末に張った芝生が根付きましたので養生用囲いを外しました。グランド利用の方々には5ヶ月近くご不便をおかけいたしました。
この芝生が根付いたことにより、毎年降雨のたびに繰り返されていたグランドからの土砂流失が大幅に低減しました。
定例活動日は毎月第1・第3日曜の夕方です。
美しくし隊では滝ケ谷公園の清掃・美化ボランティアを毎月第1・第3日曜に行っています。
番外:公園地下トンネルでトラック横転事故神戸新聞によると、11月22日午前8時頃、公園地下の「神の谷トンネル」西行き車線で、
前方渋滞に気付いて急ハンドルを切ったトラックが横転、積荷が道路をふさぎ、約4時間不通となったようです。
滝が谷公園ニュース…第2号 2001年9月10日
今年の夏は例年に増して猛暑そして少雨でした。特にこの地区では『甲子園が雨で中止なのに、神の谷はカンカン照り』に象徴
されたように、局地的な晴天続きとなり、7月初旬から8月下旬にかけて、全く降雨がありませんでした。このため、7月初めには
青々としていた公園内の木々の中にも8月に入ると葉を落としてしまうものが続出しました。 美しくし隊では毎週木々への水や
りを行いましたが、これも焼け石に水といった感で、晴れた空が恨めしいという日が続きました。
そんな猛暑の中、夏休み恒例の早朝ラジオ体操がガーデンハウス第2団地主催で実施されました。このラジオ体操は公園内に震災
仮設住宅があった95-99年の間中断されていましたが、昨年夏より復活したものです。 7月20日から8月8日までの期間中、近隣の
小学生たちが毎朝集まり、「体操名人」の模範演技にあわせて早朝の爽やかな空気を吸っていました。
猛暑にも関わらず、グラウンドの全面に草が根付きました。これはあまりの猛暑のためグラウンドの利用者が減ったためと見られ
ます。この3月から5月にかけて植えた芝生やしだれ桜も猛暑を乗り切り順調に根付いています。
6月~8月の活動報告:美しくし隊の各メンバーより、活動報告をいたします。
ゴミ拾い 2週間に一度、広い公園を一巡りすると、大体ポリ袋2つのごみが集まります。中には自転車などが捨てられているこ
ともあり、驚くこともありますが、このお掃除を始めてから少しごみが減ってきたかなと感じています。また、人知れず掃除をし
て下さっている方もいらっしゃるようで、感謝しております。(紅一点 K.H.)
下草刈り ●8千坪の公園をボランティアだけで草刈するなんて、神戸市にも無理するなと言われたんですが、誰かが『うちには草
刈名人がいるのでできます!』と見栄を切ってしまったために、実家が農家の私にお鉢が回ってきました。でも新しく購入したド
イツ製草刈機の切れ味は快調で、6月中は毎週のようにみんなでがんばった甲斐もあって、暑くなる前に8千坪の草刈りをやりとげ
ました。昨年までは秋にならないと草刈がされないことが多かったので、今年の夏はさっぱりした公園での散歩を満喫させてもら
いました。
それにしても腰がイテテテ!(草刈名人 I.T.)
水やり 猛暑で日に日に黄色くなっていく緑を救おうと、7,8月は毎週水やりを行いました。何しろ広い公園なので、すべての
木々に水をやることはできませんでしたが、ツツジなどの乾燥に弱い低木の立枯れを食い止められたと思っています。
ただ、100本あるサクラが大分弱ってしまったのが気がかりです。涼しくなったらサクラの手入れをやろうと思っています。
(里山の達人 Z.H.)
低木のせん定 草刈に手間がかかりそうなので、低木せん定は当初は神戸市にお願いする予定だったんですが、ツツジを侵食し
ていく雑木が散歩の度に気になっていたので、やれる範囲を刈りました。草刈と違ってすべて人力だったので大変でしたが、あ
わせて4トントラックの荷台が埋まるほどの刈りくずが出てびっくりしました。(焼酎の誉 K.K.)
オリジナル絵葉書 好評発売中
「滝ヶ谷公園の四季を楽しむ絵葉書」は「秋」「冬」を各1枚50円で好評発売中です。 また「春」「夏」も遅れておりますが、
近日発売の予定です。 ご希望の方は、最よりの美しくし隊メンバーまでご連絡下さい。
新メンバー募集中
定例活動は毎月第1・3日曜日の午後4時から1~2時間です。(10月からは午後3時からとなります)あくまでマイペースの活動
です。参加してくださる方はお気軽に声をかけて下さい。
滝が谷公園ニュース…創刊号 2001年6月9日
みなさまこんにちは。この度、住民有志によるボランティア団体『滝ヶ谷公園を美しくし隊(たい)』を結成し、4月より正式に
活動を開始いたしました。月2回のごみ拾いをはじめとして、樹木の手入れ、植え付け、草刈り等、気持ちのよい汗をかいてお
ります。本来、神戸市が維持管理するはずの公園をなぜボランティアで? と疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、
身近な「里山」となりつつある滝ヶ谷公園の緑と自然を肌に感じながら汗を流すのは実に気持ちのいいものです。
また、自分たちで公園を手入れしていくことで公園の新たな魅力を発見し、地域交流の一つの舞台にしていけるのではないか
と考え、この活動を始めました。今年の桜並木活動については神戸市の「美緑花ボランティア団体」(旧公園管理会)の認定を
受け、助成金も交付されました。公園を利用されるみなさまと公園管理者である神戸市との橋渡し役としての役割も担いつつ、
『できることを、無理なく、楽しんで』のボランティア精神をモットーにできる限り長く活動を続けていきたいと思っており
ます。今後とも、地域の住民、団体のみなさまのご理解とご協力を得ながら実りある活動にしていきたいと思っておりますの
で、よろしくお願いいたします。「滝ヶ谷公園を美しくし隊 会長」:川 村 武 也
お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、公園中央部の芝生広場にしだれ桜を、また土のグラウンドの西端に芝生を新たに
植えました。(桜の木、芝生などは神戸市より現物提供して頂きました。)長く根付くよう、養生のため囲いを設けております(8月
末までの予定です)。 芝生広場、グラウンドを利用される方には暫くの間、ご不便をおかけしますが、よろしくご理解のほどお願
いいたします。しだれ桜の植樹(3月)公園の美化と緑の保全・育成を行います「美しくし隊」では滝ヶ谷公園を美しく育んでいくた
め、毎月 2 回の定例活動を主として、ごみ拾い、樹木の手入れ、除草などをできる範囲で行っていきます。(ボランティアで手の回
らない範囲についてはこれまでどおり神戸市に作業を依頼します)また、ボランティアならではの新しい試みとして、
〇 回収 した落ち葉は捨てずに、腐葉土として還元させる。
〇 周辺住 居に悪影響を及ぼさない範囲で、意図的に除草を行わない部分を残し、小動物・昆虫などの居場所とする。
〇 地域 交流の一環として、樹木の名札付け、自然観察会などを開催などを予定しております。ご期待下さい。
オリジナル絵葉書を作りました公園の魅力を広くアピールしていくため、「滝ヶ谷公園の四季を楽しむ絵葉書」を作成しました。
これまでに、「秋」「冬」を作りました。ご希望の方には、1 枚 50 円でお分けしますので、最寄の右記メンバーまでご連絡下さい。
なお、絵葉書売上金は活動費の一部に充当させて頂きます。
「滝ヶ谷公園を美しくし隊(たい)」概要/設立 : 2001 年 4 月 1 日 目的 : 滝ヶ谷公園の維持作業を公園管理者である神戸市と連携
しながら行うボランティア団体 メンバー(6 月 1 日現在:住所はいずれも神の谷):会長 川 村武也 副会長 図 所祐晃
会計 今 西康志 監査 小牧 憲一郎 加藤博子 山根裕二 岩根正 冨田文昭 新居義久
活動予算:今年度は、草刈り機の購入(約 5 万円)、保険費用、会議費用など約 10万円の支出を見込んでいます。
このため、神戸市活動助成金 74,100 円の他、メンバー拠出金、絵葉書売上金などで、支出をまかなっていく予定です。
新メンバー募集中
約 1 万坪の広い滝ヶ谷公園であり、もっと多くの方に参加して頂ければと一同お待ちしております。定例活動は毎月第 1・3 日曜日
の午後 4 時から1~2時間程度。メンバーが公園の中をうろうろしています。あくまでマイペースの活動です。活動に参加してくださ
る方は、お気軽にお声をかけて下さい。
●次号予告:滝ヶ谷公園第 2 号は 9 月 1 日発行予定です。公園に関わる話題・情報などの提供をお待ちしております。