滝が谷公園ニュース…第23号 2006年11月13日
のじぎく兵庫国体
9月30日から10月10日までの11日間、滝が谷公園から歩いて5分のユニバー記念競技場でのじぎく兵庫国体が開催された。この間、
公園の西入口からもよく見える炬火(きょか)台に火が灯され、特に夜間の炬火は幻想的であった。炬火が灯されたのは1985年のユ
ニバーシアード大会以来ということである。今のじぎく国体は高砂の高校野球やマスコット「はばたん」が全国的に話題となった
が、ここユニバー競技場でも会期末の陸上競技で全国各地からの名選手達が高いレベルの実力を発揮し、歓声が谺した。全国各地
からこれだけの人々が集まる機会は滅多になく、日本にはこんなに沢山の地域があるだということを炬火台に連なる約50本の都道
府県旗を見て改めて認識した。
開会式に天皇皇后両陛下が臨席されたこともあり、9月初旬に滝が谷公園をはじめとする周辺街路樹・公園は一斉に草刈り、剪定が
なされ、われわれ公園ボランティアとしては秋の仕事が一つ軽減された。 ただ、あまりに一斉に草刈りがなされたせいか、葉虫が
隣接民家に侵入した、カマキリが路上をさまよっていたという声も聞かれた。
緑と公園の集い
神戸市全域の公園管理会が年に一度集う、「緑と公園の集い」がこれも滝が谷公園から歩いて10分の総合運動公園体育館で10月21日
に開催され、出席した。会合には約600名が集まり、神戸市の公園および公園ボランティア活動の広がりを改めて認識した。
会は各管理会の永年表彰が主であるが、今年は初めての試みとして管理会活動の悩み意見交換会という場が持たれたので飛び入り参
加した。20人ほどの集まりであったが、各公園共通の悩みは犬の散歩と糞害をどう折り合いを付けるか、落ち葉の処分をどうするか
であった。犬問題については、犬の散歩禁止としているところもあるとのことであったが、あまり「xx禁止」看板だらけにはしたく
ないなということでは一致していた。落ち葉について、滝が谷公園では余ったスペースに落ち葉ためを作り堆肥化も図ることで解決
しているが、ある公園では 回収した落ち葉で焼き芋パーティを開催して地域交流にも役立てているとのことであった。因みに、公園
での火気使用は地面や設備を汚さなければ許容されるとのことであった。
ところで、同じ総合運動公園内にグリーンスタジアム神戸がある。この球場は全面天然芝で、外野の樹木に飲み込まれるようなホーム
ランの風景は、ドーム全盛の日本にあって野球本来の美しさを味わえる数少ない球場である。
つい7年前までイチロー人気で賑わった球場も最近はオリックスの不振で寂しい限りである。また現在は僅かな広告収入を目当てに某航
空会社の名前を冠しているが、神戸の緑の象徴でもある『グリーンスタジアム』に戻って欲しいと筆者は常々思っている。なお、グリー
ンスタジアムの一塁側外壁に今年”Wall of Fame (名選手の壁)”という展示が設けられ、イチローを筆頭とする旧阪急・旧近鉄の名選手の
勇姿が拝めるようになっている。 試合開催時にしかそばに寄れないが、一度ご覧になられてはいかがか。
11月 : 5日、19日 ~ 落ち葉拾い等 (各15時-17時) 12月 : 3日、17日 ~ 落ち葉拾い等 (各15時-17時)
1月 : 7日、21日 ~ 樹木剪定等 (各15時-17時)